豊見城市の公式キャラクター「アゴマゴちゃん」とその弟「トミッキー」が登場する、故郷への愛情溢れる一枚。
作家の手元にあった豊見城市の広報誌に掲載されていた、買い物をするアゴマゴちゃんの姿からインスピレーションを得て制作されました。
アゴマゴちゃんの横に書き込まれた「受けよう特定健診」という広報誌らしいフレーズが、与那覇の壮大で浮世離れした世界観に、奇妙なリアリティと親しみを与えています。
画面には、瀬長島の夕焼け、深夜2時の東京、早朝3時45分の新聞配達など、様々な時間と場所で営まれる人々の暮らしが、緻密な文字と絵によって描き込まれています。
地域の日常と宇宙的な思考が交錯する、与那覇俊ならではの「意味ART」が凝縮された世界です。
◆世界が注目する沖縄のアーティスト、与那覇俊が故郷・豊見城市を描いた唯一無二の原画作品。
1979年沖縄県生まれの与那覇俊は、茨城大学在学中にボリビアで音楽遊学を経験。
帰国後、精神的困難と向き合いながら10年にわたり「脳ノート」に思考を書き綴り、2013年から本格的に絵画制作を開始しました。
以来、365日休むことなく描き続け、油性ペンやボールペンで文字と絵を融合させた独自のスタイルを確立。
現代社会を彼独自のフィルターを通して俯瞰する、曼荼羅のような作品世界は国内外で高く評価されており、2021年にはフランスの近現代美術の殿堂、ポンピドゥーセンターに作品が収蔵されました。
スマートフォンを持たず、インターネットに触れることもない与那覇は、膨大な読書と観察を通じて、脳内に蠢く思考と妄想を日々キャンバスへと昇華させ続けています。