地元諏訪には昔から多くの酒蔵があり、そんな街に見合う作品を生み出そうと、一枚の純銅板から器を打ち出す技術を習得し当舎独自の七宝技術を注いだ渾身の逸品です。
“七宝焼き”とは日本古来の伝統工芸品で、金・銀・瑠璃・しゃこ・めのう・はり・赤珠の七種の宝石の美しさを表現したと言われております。ガラス質で仕上がりますので変色、退色することがございません。(※口元の銅素地は酸化変色します。)
ご趣味の一品に、特別なご贈答品に
心を込めてお作り致します。
※受注製作品ですのでお届けまでにお時間をいただきます。
※当作品は、素地鍛金製作から焼成・仕上げまで全て手作業にて作っております。
出品写真と全く同じ形状・色目にはならず、多少の相違が出ますので、その点は充分にご理解ください。
【素材】純銅、純銀箔及び七宝製
※七宝はガラス質です。食品衛生法試験済み。
【仕様】
・素材の性質上、熱伝導率が良い為、基本的に冷酒用(ごくぬる燗用)の器になります。
・電子レンジは使用不可です。
・ガラス製品に付き、取り扱いには充分にご注意ください。
・銅には抗菌作用が認められており、口元の素地は露出しております。※金属アレルギーにはご注意ください。
・銅素地は酸化変色します。重曹などでたまに磨いてメンテナンスしてください。
・ご使用後は中性洗剤を用いてぬるま湯で軽く洗い、水分をふき取り、良く乾燥して保管してください。
※口元の素地は、銅で露出しております。金属アレルギーにはご注意ください。
宝石の美しさを表現した日本古来の伝統工芸品
“七宝焼き”とは
銅板・銀板などをハンマーで叩いて形を整え、その上に色ガラスの粉末を図案に基づき調整・彩色し、電気炉に入れて焼成、焼き上がりの色を見ながら彩色、焼成を数回繰り返して完成する日本古来の伝統工芸品で、金・銀・瑠璃・しゃこ・めのう・はり・赤珠の七種の宝石の美しさを表現したと言われております。ガラス質で仕上がりますので変色、退色することがございません。(※口元の銅素地は酸化変色します。)身近なところでは、校章・社章などのバッジ、自動車のエンブレムなどにも使われています。地元諏訪では、昭和24年に冬季農閑期事業の一環として愛知県名古屋よりその技術を導入、以降技術改良が重ねられ、装飾品を中心に、伝統技術が根付いております。
※動画の酒杯は、【総銀張七宝 『酒杯』 大】 です。こちらの商品ページは【総銀張七宝 『酒杯』 小】となります。
5色の中からお好きな色をお選びいただけます
春・桜の薄桃色
夏・諏訪湖面の紺色
秋・稔りの金色
冬・結氷した地元諏訪湖面を表現した薄灰色
雅・地元高原の雅やかさを表した薄緑青色
(※こちらの商品は【冬・結氷した地元諏訪湖面を表現した薄灰色】となります。)
それぞれ内面は表面よりトーンを落とし、極淡彩色に仕上げてあります。
鍛金に寄る素地の槌目の凹凸が銀箔の乱反射を生かしております。
※一品一品全て手作業にて製作しておりますので、鍛金素地形状には多少の違いがございますがご了承ください。
製造工程
製作工程は、まず一枚の銅板から鍛金絞り(打ち出し)により酒杯素地を作り出します。
素地を焼き鈍しては打ち、また焼き鈍しは打ちを幾度となく繰り返します。とても時間の掛かる工程です。
純銀箔を素地表、内面全体に貼り付け電気炉にて焼き付けます。特に内面に貼り付けるのに技術を要します。
七宝絵の具を彩色して焼成します。この工程を3回ほど繰り返して色を出します。器の複雑な曲線は手なじみが良い半面、釉薬の掛け具合が難しいです。
赤羽七宝舎~総銀張七宝酒杯~
七宝に携わり35年。
ものづくりの原点に立ち返り「無」から新たな作品を
生み出そうとかねてからの「夢」に挑戦。
地元諏訪には昔から多くの酒蔵があり、
そんな街に見合う作品を生み出そうと
一枚の純銅板から器を打ち出す技術を習得し
当舎独自の七宝技術を注いだ
渾身の逸品です。