花巻で獲れる〝ひとめぼれ〟は【粘り】【甘み】【ツヤ】【香り】のバランスがとても優れており、強いうま味を舌の上に感じさせつつも、そのマイルドな味わいはどんなおかずとも相性抜群で、毎日食べても飽きがきません。
<新たな米どころ ~花巻~ >
花巻市は岩手のほぼ中央に位置する稲作地帯であり、気候は内陸型で、西に奥羽山脈、東に北上平野を育てた北上川と、おいしいお米作りの必須条件【良い土】【きれいな水】【風あたり】のすべてが揃っています。
そんな花巻の土地で獲れるひとめぼれは、近年評価が急上昇中です。
日本穀物検定協会が実施する〝米の食味ランキング〟において、県中地域に属する花巻のひとめぼれは平成28年に初めて〝特Aランク〟を獲得しました。
さらに令和元年にも特Aランクを獲得していることから、目覚ましい成長を遂げている生産地と言えます。
<花巻と宮沢賢治>
花巻市は詩人・童話作家として知られる宮沢賢治の故郷としても有名です。
宮沢賢治は花巻で農学校の教諭として農業指導を行い、その後も無料奉仕で肥料設計・稲作指導等に奔走しました。
彼が目指したのは【農民芸術】──それは美味しい農作物を作るのはもちろんのことでしたが、何よりも「生産者の未来と幸せ」を考えたものだったと云われています。その志と情熱は世代を超えて受け継がれており、いまなお、宮沢賢治を「先生」として慕う生産者が数多くいらっしゃいます。
そのことを考えれば、現在の花巻でおいしいお米が育つようになったのは、宮沢賢治の尽力の賜物なのかも知れませんね。
提供:ライズみちのく販売株式会社