あんぽ柿は、皮をむいた柿を天日に干すことから「天干し柿(あまぼしがき)」と呼ばれ、明治時代に今の呼び名になったといわれています。
11月上旬頃から収穫を始め、「柿ばせ」といわれる柿干場で自然乾燥することで、柿本来の甘さが引き出されます。
きれいなアメ色のトロリとした果肉は栄養価も高く、ビタミンA、カルシウム、食物繊維などを多く含んでおり、健康果実としても知られています。
賞味期限:常温20日
※こちらの商品は先行予約商品です。
2025年12月下旬~2026年1月31日の発送を予定しております。
■申込期日:2025年12月31日まで
■提供:ふくしま未来農業協同組合
【あんぽ柿について】
「あんぽ柿」は水分を多く含んだ干し柿のことで、甘みが強く、独特のあめ色の見た目に、中身がとろっとしているのが特徴です。
大正時代に伊達市梁川町五十沢(いさざわ)地区で製法が確立されたのが始まりで、現在は伊達市や周辺の伊達地域で生産されています。
生産農家ではオレンジ色の柿が吊るされ、冬の訪れを告げるこの時期の風物詩となっています。
【100年前と変わらない製法】
今でも昔ながらに手作業であんぽ柿が作られていますが、生産者の高齢化や担い手不足により、年々生産量が減少傾向となり産地存続が課題となっていました。
そこで2015年にJAふくしま未来が運営する「あんぽ工房みらい」を設立。
施設では先進的な機械を導入し、生産者の負担軽減や製造日数の短縮は図られていますが、基本的な製法は昔と変わりません。
しっかり追熟させた柿を、皮を剥いて連を作り吊り下げ、最初の乾燥を行います。
その後硫黄で燻し、自然の風にさらします。
乾燥をきちんと行うことで甘みや旨みがぎゅっと濃縮され、中がトロッとした独特の食感が生まれます。
「あんぽ工房みらい」では約半月の間、温度や湿度、気候の変化を見極め窓の開閉を調整しながら自然乾燥を行います。この時期の伊達の気候や土地の特性があんぽ柿を作るのに適していて、乾燥が進んでは夜の湿度で湿潤する、を繰り返すことで美味しいあんぽ柿が生まれます。
【安全性と品質管理】
「あんぽ工房みらい」では、あんぽ柿を包装し箱詰めまでを行っています。
その後、別所にて非破壊式の放射性物質検査行い出荷となります。
また、製造工程の中でも硫黄燻蒸での酸化防止やカビの抑制の効果や、目視・先進技術での品質チェックも行っており、安心して召し上がっていただく事が出来ます。
【栄養価の高いあんぽ柿】
柿の栄養価の高さは昔から知られるところであり、近年その効果が注目されています。
柿にはビタミンA・Cやカロテン食物繊維が多く含まれ、健康だけでなく美容にもいいと言われています。
さらに、あんぽ柿にすることで栄養価が高まるという研究結果が出ており、ビタミンCは減少するものの、ビタミンAやビタミンB6、カロテンは増加することが分かっています。
【あんぽ柿をさらに美味しく】
あんぽ柿はそのまま食べても美味しいのはもちろんですが
ちょっとしたひと手間でさらに美味しく食べる事が出来ます。
《凍らせて半解凍に》
あんぽ柿を凍らせて、自然解凍で半解凍の状態で食べると、
中身がシャーベット状でいつもと違った食感を味わえます。
《クリームチーズと一緒に》
切り込みやカットしたあんぽ柿にクリームチーズを挟めば、
甘みと酸味のバランスがいい相性抜群のスイーツに。
《バターと一緒に》
クリームチーズ同様に、バターを挟みます。こちらは濃厚でまろやかな味わい。
冷やして食べるのがおすすめです。