この花入れは、ガラスの持つ透明感に雪のある北国の風景を重ねあわせた表現となっています。
その佇まいからは、冬の凛とした寒さと室内の温かさ、ぬくもりが同時に感じられます。
「オケクラフト」 提供事業者:一般社団法人おけと森林文化振興協会
北海道置戸町の地域クラフトブランド、オケクラフト。
置戸町は、森林面積が全体の87%を占める道東の山間の町。
人口は、わずか2800人余り。
オケクラフトは、デザイン黎明期に活躍した著名な工業デザイナーであり、
地域に根差した過疎地での工芸的発想のまちづくりの重要性を説いた
秋岡芳夫さんとの出会いをきっかけに、1983年に誕生しました。
秋岡さんは、置戸町に対しクラフトパーク構想を提唱し、
さまざまな分野の工芸に携わる人材が集まり交流する必要性を説いています。
現在では置戸町の自然豊かな環境の中、地域の材料を使い、
この地で生活しながら、25人もの作り手がモノづくりを生業として活動しています。
そんな中、これは町内唯一、ガラス工芸作家として活動している方の作品です。
【製造場所】北海道常呂郡置戸町/がらすやOQU
【材質】ガラス