伊勢志摩備長炭は燃焼させることで、遠赤外線と波長の短い近赤外線が放出する特徴があります。
その原木となるウバメガシの薪です。
備長炭の原木なので、木材としての密度はすごくあります。
木は通常水に浮かびますが、ウバメガシはその密度ゆえに水に沈むほどです。
それでもこの薪は着火しやすく、燃える火力があり、密度があるので燃え尽きるまでの時間も長いのが特徴です。
キャンプ用品のモンベルも採用している、ウバメガシの薪。
薪ストーブ、バーベキュー、焚火と色々な用途で大活躍します。
一度使って見る価値はある品物となっております。
【地域の環境や人々に支えられ歩むマルモ製炭所】
マルモ製炭所は伊勢志摩地方の海岸近くの森に生えるウバメガシだけを原木にして備長炭を生産しています。
この地方はウバメガシが豊富で、良質な備長炭を焼く環境に恵まれています。
ただ、炭を生産する技術は、「これで完璧」というものがありません。
窯に原木を詰めて、余計な成分のない炭に仕上げるには、窯内の空気を微妙に調整したり、窯から炭を外に出すタイミングなど、経験によってしか知ることができない勘を養わねばなりません。
この伝統を絶やさないためにも、共に働く若い仲間に技術を伝えながら、長く続く地域独自の炭(ブランド)の確立を目指していきたいと思います。
【原材料】
ウバメガシ
提供:伊勢志摩備長炭 マルモ製炭所