大堀相馬焼の伝統技法「青ひび」「走り駒」「二重焼」を一つに融合させた急須です。
本体と蓋の両方に二重構造を施しているため、保温性に優れ、熱い湯を注いでも持ちやすい仕上がりとなっています。
大堀相馬焼は、約350年前に相馬藩が治めた浪江町大堀地区で発展した焼物で、地元の陶土に駒絵を描いた茶碗が始まりとされています。
1978年に国の伝統的工芸品、2010年に地域団体商標として登録されました。
震災後、多くの窯元が避難を余儀なくされましたが、約半数が各地で再建しています。
特徴は、縁起の良い「御神馬」の絵柄、器全体に広がる青ひび(貫入)、そして湯が冷めにくく手に優しい二重焼きの構造です。
冬の東北で長く温かさを保てるよう工夫された器は、今も食卓をあたたかく彩り続けています。