明野はブドウ栽培に最適な自然条件を備えています。
今回は、明野のワインを初めて味わう方に、いろいろと取り揃えた4本セットです。
1.【シャンクレール】カベルネ・ソーヴィニヨン
種類:ロゼ/容量:720ml
シャン・クレールのワインは、「明野」の地で、夫婦ふたりだけで生み出されています。ぶどうの剪定から1本1本のぶどうの樹に向きあいながら栽培、そして収穫もふたり。
そのあと、ぶどうをワイン用に仕込し、さらに醸造から瓶詰めまでどこまでも、夫婦たったふたりで作り上げていきます。
この夫婦ふたりは、来る日も来る日も、明野のブドウをどのようなワインにできるか、そして満足いくワインに仕上げられるか、誰の手もふれさせず、とことん情熱をこめてチャレンジしています。
今回ご紹介する、この夫婦の宝物のワインは「カベルネソーヴィニヨン」のロゼです。醗酵中にワインが、ピンク色に色付いたところで果汁を取出して、ロゼに仕上げられました。かすかにタンニンを感じつつ、爽やかな酸味と果実のふくよかさを感じるきれいなピンク色のワインです。
2.【モンデ酒造】天王原 信濃リースリング
種類:白ワイン/容量:750ml
昭和27年創業のワイナリー『モンデ酒造』は2022年に4地域目のヴィンヤード(ブドウ畑)として、北杜市「明野」を選びました。
モンデ酒造の畑は地域の名前がついていますが、4つ目の明野の畑は、社名をいれて「モンデファーム」と名付けられました。モンデ酒造にとり、明野の土地はそれほど、魅力的であり、大切なのです。
そして、2023年には、明野産のぶどう100%で造った明野の魅力あふれるワイン「YOAKENO(よあけの)」シリーズの発売を開始しました。
今回ご紹介するのは、ドイツ由来の白ぶどうの品種リースリングとシャルドネを交配した「信濃リースリング」を使用した白ワインです。
夏の暑さと朝夕の寒暖差で育ったぶどうを定温倉庫でブドウを冷却してから仕込みに入ります。フレッシュなアタックで、リースリングの力強さとキレのある酸、柑橘系のフルーツを感じます。
透明感があり、火山灰土壌由来のミネラル感がワインの骨格を作ります。洗練されたミネラルとシャープな酸に旨味の余韻が突き抜ける、爽快感のある味わいに仕上がったワインです。
3.【御勅使川ワイナリー】ピノ・ノワール
種類:赤ワイン/容量:750ml
ワイン醸造機器メーカーが作ったワインです。山梨県南アルプス市の豊かな自然に囲まれた環境で、ワイン造りを行っている御勅使川ワイナリーは、株式会社宮入バルブ製作所が運営しています。
なぜ、バルブ制作からワイン造りかといいますと、そもそも宮入バルブ製作所は、そこで長年培った工業技術を生かし、ワイン醸造機器の自社開発を行っており、とうとう、2024年の秋に初めての仕込みを行ったという新しいワイナリーです。
明野町産のピノ・ノワールを100%使用し、ステンレスタンクで一部ホールパンチ(全房)による発酵を行いました。
ピノ・ノワールならではのフランボワーズなど赤系果実にスッキリとした酸、ほのかなオークの香りが漂う繊細でエレガントなワインです。
4.【モンデ酒造】受賞ワイン 天王原 シャルドネスパークリング
種類:白ワイン/容量:720ml
標高800m、年間日照量2500時間を誇る天王原地区に拓いた畑は、日中は太陽の光がさんさんと輝く日当たりの良い土壌です。
収穫時期の9月に入ると昼夜の寒暖差が大きく、夜は一気に冷え込み良質な酸を蓄えた凝縮感のあるブドウを育てます。
山からの心地よい風が吹く穏やかな気候の中で、ぶどうの状態を一房ずつ確認しながら手摘みを行います。
色合いはグリーンがかった明るいレモンイエロー。冷涼な気候で育つシャルドネらしい、さわやかな柑橘と、ミネラルのニュアンスを感じるアロマ。伸びやかな酸味が全体をまとめ上げ、きめ細やかな泡が心地よいスパークリングワインです。
●サクラアワード2024シルバー受賞
●フェミナリーズ2024ゴールド受賞