こちらは北杜市産の広葉樹(栗材)を活用するためのプロダクトです。
このカッティングボード「ハゴイタ」は、普段家具を製作している北杜市産の広葉樹と同じ材料を使用しております。
カッティングボードですから使えば使う程キズや汚れは増えて行きます。
家具よりも無垢材の特徴や経年変化を楽しむことができる商品かもしれません。
~北杜市産の広葉樹(栗材)について~
北杜市内で風景を見渡すと遠くにも、近くにも様々な森が目に入ってきます。
森に近づいてよく見てみると、杉・桧・赤松・カラマツが多いでしょう。
時々様々な樹種の木が混在している森もあります。
そんな雑多な森の中には、薪に向いているコナラ、クヌギ、ハリエンジュ以外にも、家具を作ることが出来る栗、サクラ、クルミを見つけることがあります。
このような針葉樹の人工林の中で、偶然成長した広葉樹があったとしても、流通には乗ってませんので入手できませんでしたが、直接販売してくださる林業会社さんと出会うことが出来て、2021年頃より仕入れを開始し、製材、天然乾燥・人工乾燥、試作など経て、ようやく製品化できたのです。
材料の質や量が安定せず、偶然の出会いによるところが多いのですが、それも含めて魅力としてお伝えできるように、製品化・運用に取り組んでいきたいです。
~やまのかみ木工所について~
私たちやまのかみ木工所は、「もっと身近な林や、日本の森から採れた木材を活用すること。」を広めたいと思い、2010年にスタートした家具工房です。
日本の森で生まれた木材を中心に、近年では北杜市の森で生まれた木を積極的に取り入れながら、オーダーキッチン・家具を製作しています。
人々の小さな営み(暮らし)が、巡り巡って大きな森(環境)をつながっていく~もの作り~を目指しています。
~仕上・塗料・お手入れについて~
仕上げは自然のままを感じていただけるように、自然塗料(自然由来の主成分でできたオイル)で仕上げてあります。
時間と共に色味が濃くなり、経年変化を楽しませてくれる反面、水気や油などの汚れは吸収しやすいともいえます。
汚れは早目に、固く絞った布などで拭き取っていただくことをおすすめします。
多少のキズや汚れも使い込んだ証であり、味わい深い表情として見せてくれるのも無垢材の魅力です。
末永くご利用いただくことを願っております。