牧歌的な民話のイメージが根強い『遠野物語』。実際には、現実世界を生きる人間たちの姿が生々しく活写されている。
初版刊行の14年前に起こった明治三陸大津波の爪痕とともに、日本の古層の記憶を採録した古典を今読み返す意味を探る。
「100分de名著」ブックス特別章として「世界の中の『遠野物語』」を収載。
本返礼品は、遠野市内の内田書店がお届けします。
【創業1895年。遠野の地域に根ざす街の本屋。】
歴史的な趣が今も色濃く残る、岩手県遠野市の中心街を拠点とする当店は、『遠野物語』の著者日本民俗学の父・柳田國男も遠野滞在の際に幾度か原稿用紙等を買いに来店されていたと聞いています。 明治後期の創業より残る『内田商店』と書かれた漆喰の看板はそのままに、2021年に本店の内装をリニューアルいたしました。遠野唯一の書店として、これからも地域の皆さまに親しまれる存在でありたいと思います。 内田書店 店主