岩手県出身で子ども時代をを遠野でくらした編著者が、柳田國男の『遠野物語』から、物語として伝えたい作品をまとめました。
虚構と現実の混じり合う物語は、ご近所の話でもあります。森の中に突如現れ消える家「マヨイガ」、その子どもが住みつくと家が栄えるという「ザシキワラシ」、年をとって妖怪になった動物「フッタチ」のことなど、言い伝えとも昔話ともつかない不思議でこわい物語を赤いカッパが語ります。
ちなみに遠野のカッパはみどりではなくなぜか赤いのです。12の不思議な生き物やものにわかれています。
本返礼品は、遠野市内の内田書店がお届けします。
【創業1895年。遠野の地域に根ざす街の本屋。】
歴史的な趣が今も色濃く残る、岩手県遠野市の中心街を拠点とする当店は、『遠野物語』の著者日本民俗学の父・柳田國男も遠野滞在の際に幾度か原稿用紙等を買いに来店されていたと聞いています。 明治後期の創業より残る『内田商店』と書かれた漆喰の看板はそのままに、2021年に本店の内装をリニューアルいたしました。遠野唯一の書店として、これからも地域の皆さまに親しまれる存在でありたいと思います。 内田書店 店主