郷土芸能「しし踊り」を身近に
遠野で400年つづく郷土芸能「しし踊り」で被り物として使われるしし頭をお家に迎え入れませんか?
郷土芸能を身近に感じられ、お家などで飾ることのできるように、本物のしし頭の 3分の1の大きさに仕上げました。
地元の職人が魂を込めて作った置き物です。
遠野のしし踊り
約400年前から続けられてきたしし踊り。
踊りの目的は、一説によると山の暮らしと密接に関わる狩猟に由来し、 鹿を供養するために始まったと言われています。
一方で、 他地域のしし踊りがししだけで踊るのと異なり、 遠野は剣を持った人とししが対になって踊ることが特徴のため、 鹿の供養というよりも「人と自然の対立と調和」を表現しているとされています。
なお、遠野で行われる鹿や熊の狩猟は昔から少人数か単独で行われてきました。
故に自ら動物の命を奪う認識が強かったため、供養の認識が強まり、芸能にも影響を与えたと考えられています。
山の中では、人と動物はあくまで対等の存在だったのです。
本物の″しし頭”をつくる職人によって制作
本商品は、北の霊峰・早池峰山が見える遠野市附馬牛町「遠野張山しし踊り保存会」の職人により、一つ一つ手作りされています。
遠野の風土を感じることができる、 400年の歴史を伝える逸品です。
山の暮らしと神々への信仰が残るまち遠野
霊峰 早池峰山を筆頭に、 遠野三山に囲まれた遠野 。
遠野の人々にとって、山は神聖な場所であり信仰の対象でした。
また、 狩猟や山菜 など恵(命)をもたらす場所であり、さらには亡くなった魂が帰る場所でもある特別な対象だったのです。
それらの名残は今も、五穀豊穣や山へ の祈りを捧げる郷土芸能の「神楽」や、 鹿の供養を目的として始まり、人と自然 (動物)の対立と調和を表現してきた 「しし踊り」に見ることができます。