【Product Concept】
全面が本物の金属で仕上げられた掛け時計。時を知る方法が多様化した現代だからこそ、私たちは単なる「時刻表示の道具」にとどまらない、新しい掛け時計のあり方を目指しました。
朝・昼・夜と時間とともに変化するひかりや、その光で照らされた空間を表面の金属が反射することで、時間帯によって異なる表情をみせる趣のある掛け時計です。
文字盤(空間に反射するひかりの色)の印象によって変化を感じ取れるので、針を読むのみではなく、感覚的に時の流れを把握することができます。
この繊細なひかりの移ろいを実現しているのが、自動車などの工業製品にも用いられる高度な金属表面処理技術です。表面に本物の金属層を形成することで、光に照らされたときに奥行きのあるかがやきを放ち、インテリアとして確かな存在感と品格をまとっています。
その確かな存在感がありながらも、重厚感のあるマットな質感によって、主張しすぎることのないさりげなさも兼ね備え、あらゆる空間に調和します。
さらに、こちらのカラーは、あらかじめ意図的に酸化反応を施すことで、独特の深い色彩や模様を生み出した特別な仕上げです。すでに化学反応による変色をさせているため、急激な色変化は起きにくいですが、長い時の経過とともに、少なからず緩やかにその表情を変えていきます。
私たちは、そのような色の移ろいをも魅力と捉え、金属本来の特性をありのままに楽しんでいただきたいと考えています。そのため、本カラーはあえて変色防止の塗装などのコーティングを施していません。
触れれば冷たさを感じ、触れた手には金属の匂いが残り、長い年月をかけてさらに深みを増していく。あらかじめ表現された色彩に、使い手と共に歩む時間が静かに重なっていくように──。そんな特別な素材の楽しみがそこには存在します。表面処理技術によってつくられた本物の金属が持つ魅力を、五感を用いて見つけてみてください。
──時計を通じて生まれるひかりと空間、素材との対話。
かがやきによって、日常に新たな物語を宿します。