大工道具の産地である長岡市与板町で一つ一つ丁寧に鍛接・鍛造された品。
※実際に鉋として使用するには鉋台に仕込む必要があります。単品では使用できません。
■製品について
鋼はプロの職人が使用する刃物にも用いられている、最高級のヤスキハガネ・青紙1号を使用しています。
地金は極軟鋼。
身幅は約54mmで、刃先の幅は約48mm。
厚みは刃先側が約5mm、頭側が約7mm。
■こだわり
大量生産品と異なり、この製品は鋼と地金を1つ1つ丁寧に鍛接(接合)し、ハンマーで少しずつ叩きながら火造り(鍛造)・整形した製品です。
べた裏と呼ばれる裏押し面積が大きい状態になりにくいような裏スキを行いながら、裏出しがしやすいよう裏スキ深さは約0.3mmです。
裏出し(裏上げ)と裏押しを2度繰り返し、平面を出した1000番の砥石で刃先まで当たるように裏押し済みです。
■製造者について
2020年に与板町の水野鉋製作所に弟子入りした似鳥透が製造。
主製品は寸八(70mm幅)などの鉋。
越後与板打刃物として伝統的工芸品に指定されているものは鉋・鑿(のみ)・鉞(まさかり)・釿(ちょうな)の4品目であるが、鉋以外の3品目に関しては産地に後継者がいないため、鑿・鉞は似鳥が各職人に学びながら製造練習を行うなど、技術伝承に向けて積極的な活動を行っている。
使用者が裏出し・歪み取りなどの手間や経験が必要とされる作業をせずに済むよう、研ぎ等を丁寧に行ってから出荷することを心掛けている。