益子町は東京から北東約100㎞に位置し、人口2万2千人の小さな町です。
陶器の産地として、海外にもその名を知られています。なだらかに広がる田畑に小高い山や丘。春は水鳥が舞い降り、冬は薄氷に覆われる水面。いちご、梨、ぶどう、りんごなど里を彩る四季の恵み・・・。初めて訪れる人にも、どこかなつかしさを感じさせる町です。
そんな風土を背景に生まれた「益子焼」は、艶のあるなめらかな肌をもつ、たっぷりとした厚手の器。手のひらで包むと、じんわりあたたかさが伝わってきます。
益子焼の他にも、魅力的な民芸品や工芸品が若い世代の手仕事で作りあげられています。
益子町の自慢は、里山の豊かな自然と、先人たちから受け継ぎ磨かれてきた文化です。益子の自然と文化に寄り添い、シンプルですが質の高い暮らしが体感できる町。この暮らしに憧れて、世界中から多くの人が訪れています。そんな世界に誇れる益子町を、益子に思いを寄せてくださる皆様とともにつくり上げ、次の世代へとつないでいければ幸いです。