大阪狭山市は、大阪の南部・南河内地域に位置しています。
東の羽曳野丘陵と西の泉北丘陵に挟まれた地として「狭山」と名付けられました。
現存する日本最古のダム形式のため池「狭山池」をはじめとした100以上のため池がある、水と緑の豊かなまちです。
また、大阪市中心部から電車で25分程と良好なアクセスと、市の条例によりゲームセンターやパチンコなどが0軒という、穏やかなまちです。
市のシンボルは、現存する日本最古のダム式ため池として、「古事記」や「日本書紀」にもその名が登場する1400年の歴史がある「狭山池」です。
狭山池周辺では、春になると1300本もの桜が咲き誇り、大阪府内随一の桜の名所としても人気です。春には桜のライトアップ、市民の手で開催される市内最大のイベントの狭山池まつり、夏は花火、冬にはイルミネーションなど、年間を通して様々なイベントが行われています。
市の特産品は、「大野ぶどう」です。大野地区で栽培されるデラウェア、シャインマスカット、ピオーネなどのぶどう各種を総称して「大野ぶどう」と呼んでいます。丘陵地にある大野の土は礫粘土地質で、ぶどう栽培に適した保水力、保肥力を持っています。さらに落葉や油粕、骨粉を堆積発酵させた肥料を混ぜた土がベッドになり、強い甘みと日持ちのいいぶどうになります。そのため、大野ぶどうの一番の特徴は、芳醇な香りととろける甘さです。特に、大野産デラウェアの糖度は23~24という驚異的な高値の甘さが自慢の特産品になっています。
近年では味のよさに加えて新種やオリジナル品種に挑む農家が増え、知名度が広がっています。また、大野ぶどうの大半は栽培農家が自分の直売所で販売しており、市場などに流通されるのはごく少量という特徴的な販売形式になっています。