三朝町は、鳥取県のほぼ中央に位置し、町総面積の約90%を山林が占める自然環境に恵まれた湯と山の町です。
町の主な産業は、「観光」と「農林業」です。観光業では、世界屈指のラジウム含有量を誇る「三朝温泉」や国宝投入堂を有する「三徳山」などの観光資源を有し、農林業においては、「三朝米」や「神倉大豆」など、本町の自然環境をいかした農産物に注目が集まっています。
「三徳山と三朝温泉」は平成27年に日本遺産に認定されました。
三徳山と三朝温泉は古くからつながりがあります。日本一危険な国宝観賞とされる三徳山投入堂は三徳山の中腹である標高520mの断崖の洞窟内に建ち、断崖絶壁での参拝により六根(目、耳、鼻、舌、身、意)を清めます。また、世界屈指のラドン泉で微量の放射線を受けることで、身体が活性化され新陳代謝を促進する効果がある三朝温泉は、湯治で六感(観、聴、香、味、触、心)を癒します。この「六根清浄・六感治癒」の貴重な世界観が評価され、2015年に文化庁により日本遺産に認定されました。