【詳細説明】
まっすぐに上へと立ち上がった、切立(きったて)形の湯呑です。
シンプルな形であるからこそ三島手の装飾を施されてもうるさく感じず、
その愛らしい模様が引き立っています。
また、すっきりしたフォルムは相手を選ばず使い道が広がっていきます。
お茶だけでなく甘酒を入れてもよし、和え物や香の物を入れてみるなど
盛り付けに使ってもよし。
口辺上部に可愛らしい花の形の印が押してあり、水玉模様や縦に並んだ
算盤の珠のような模様…と続き、作者がこの器を愛おしみながら
制作していることが伝わってきます。内側は、勢いのある刷毛目がぐるりと
描かれており、還元焼成によってできた桃色のふんわりした斑が
美しい湯呑みです。
口径:約7.5cm
高さ;約6cm
【注意事項/その他】
・薪窯焼成のため、作品毎の色味に多少の違いがあります。
・硬い物にぶつかると、欠けたりひびが入ったりすることがあります。
・十分に乾燥させてから保管してください。カビ等の汚れを防止できます。
・陶器の特質として吸水性がありますので、長時間水を入れた状態で
お使いいただくと底の部分が湿り気を帯びてくる場合があります。
・手作りの為サイズや釉の流れ具合に多少の違いがあります。
【事業者の声】
唐津焼窯元・鏡山窯(きょうざんがま)は1969年、井上東也(とうや)が開窯。
以来、成形はもちろん原材料の採取、薪による焼成に至るまで手仕事にこだわる。
当主の井上公之は茶陶の伝統を引き継ぎつつ、生活に寄り添う器まで
作品は多岐にわたる。