棚田の美しい景色が広がる、鴨川市長狭(ながさ)地域。大山地区で生産された『棚田米』をお届けします。
長狭地域は、古くから米づくりに誇りを持つ土地。
明治天皇の即位に際し、新穀を献上する「主基斎田(すきさいでん)」に選ばれた由緒ある産地です。
この地で育ったお米は『長狭米』と呼ばれ、鴨川のブランド米として、地域内外の皆さまに長く親しまれています。
2つの山系から湧き出る清らかな水。蛇紋岩由来の重粘土質の土壌。
自然が惜しみなく与えてくれるミネラル豊かな環境の中で、棚田米はゆっくりと、力強く育ちます。
ふっくらとした炊き上がり、ほどよい粘りと甘みが特徴の、味わい深いお米です。
そして、大山千枚田は、日本で唯一、雨水のみで耕作される「天水田」からなる貴重な棚田です。
日本の原風景とも言える美しい里山の景観は、環境や生態系とともに、昔ながらの手作業によって丁寧に守られています。
そして、大山千枚田は、日本で唯一、雨水だけで耕作される「天水田」からなる棚田。
人と自然が寄り添いながら、昔ながらの手作業で守り続けてきた、かけがえのない風景です。
この棚田を未来へとつなぐため『棚田米』をお選びいただくことが、保全活動への大きな力となります。
一粒一粒に込められた、農家さんの想いと、里山の息吹を感じていただけましたら幸いです。
※棚田米は、鴨川市大山地区の農家さんから直接仕入れた「未検査米」です。
未検査米とは、品種や銘柄に関する農産物検査を受けていないお米のことを指します。
この検査を受けていない場合、品種名・産地・産年などを袋に表示することはできないという決まりがあります。
未検査米は、農家さんが自家用として食べるお米や、業務用として流通するお米などに多く見られますが、検査の有無によって品質が左右されることはありません。
《免責事項》
未検査米は、農産物検査を受けていないため、籾殻や小石などの異物、色味の異なる米粒(色米)、粒の大きさのばらつきなどが含まれる場合がございます。
これは、検査基準に基づく選別が行われていないためであり、品質にばらつきが生じる可能性があることをご理解いただけますと幸いです。
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『棚田米』が美味しい理由
長狭地域は北側に清澄山系、南側に嶺岡山系、その中央に加茂川が流れる東西に長い田園地帯です。
棚田が広がる大山地区は加茂川の最も源流に近い嶺岡山系の場所に位置し、蛇紋岩由来の土壌や湧き水には稲の成分に必要なミネラル分が豊富に含まれています。
豊富なミネラル分によって作られたお米は、ふっくらとして香りがよく、適度な粘りと甘みの強い美味しいご飯に炊きあがります。
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鴨川の長狭地域で育った『長狭米』
長狭地域は由緒あるお米の産地です。
明治天皇の即位後最初の新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)に献上するお米の産地『主基斎田(すきさいでん)』として選ばれ新穀を献上した歴史もあります。
棚田米が作られた大山地区もこの長狭地域にあります。
長狭地域で作られたお米は『長狭米』と呼ばれ、鴨川市へ観光にいらした方たちが「鴨川で食べた長狭米をまた食べたい!」と、たくさんの方からお問合せを頂いています。
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大山千枚田とは
嶺岡の山並みのふもと、面積約4ヘクタールの急傾斜地に、階段のように連なる大小375枚の田んぼ。
千葉県指定名勝の「鴨川大山千枚田」と、周辺の里山と集落の姿は、自然と人々の営みが育んできた、貴重な文化的景観です。
平成11年に農林水産省「日本の棚田百選」に認定され、平成22年には上皇上皇后両陛下が視察におみえになりました。
大山千枚田は、鴨川の中山間に位置し房総半島のほぼ真ん中にあり、東京から一番近い棚田として知られています。
平野の田んぼと違って耕地整理が遅れたことが、この美しい棚田を現代に残すことになりました。
また大山千枚田は日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田です。
このような場所では動植物も貴重なものが多く生息し、生物多様性の宝庫となっています。
さらに棚田を守ることで洪水などの災害を防止したり、貴重な生態系や環境の保全にもつながっているのです。
里山の美しい景観は、自然と共生して暮らしてきた人々の日々の生活における取り組みから維持されてきました。
棚田を渡る風を、空気を千枚田で感じてください。
雄大な自然のなかで共生する大切さを大山千枚田は教えてくれます。
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NPO法人大山千枚田保存会の活動
棚田は、先祖から受け継いだ貴重な稲作文化であるとともに、環境問題的観点からその存在が注目されています。
しかし、棚田における農作業は、地形上機械による省力化に限界があり、休耕地や荒廃地が増え続けています。
田んぼを放置していると、土砂の河川流出をまねき、田んぼだけでなく川や海の生態系にも影響があり、地元では荒廃地の再生は大きな課題となっています。
NPO法人大山千枚田保存会では「棚田トラスト制度」の募集しております。
耕作放棄が進む棚田地帯で、都市部の人たちに農業体験をしていただきながら、棚田や周辺の里山の保存活動を行う制度です。
その他にも「大豆畑トラスト」「酒づくりオーナー制度」「綿・藍トラスト」など、多岐にわたる活動を通して棚田保全に努めています。
先祖から伝わる美しい棚田の保全に、ご理解・ご協力を何卒お願いいたします。
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