●本当に美味しいふかひれ姿煮はご存じですか?
私たち夫婦がフカヒレの町「気仙沼」に生まれて幾年月。
この町で出会い、そしてこの町で中華料理店を始めて四半世紀が経ちました。
お陰様で沢山の方々に当店のフカヒレをお楽しみ頂けております。
今までで10,000枚ほどのふかひれ姿煮をご提供させて頂いております。
毎日毎日感謝です。
遠方よりおいでくださるお客様に喜んで頂けるように、手間暇惜しまず丁寧にお作りしております。
●気仙沼港直送 1,440時間かけて愚直に作ったフカヒレ姿煮
サメは水揚げされて各加工業者様が買い求め、一切無駄なくサメ革加工やかまぼこに勿論フカヒレにと各部位が使用されます。
その中でフカヒレは買ってきてから、気仙沼で冬期に吹く北西の乾いた寒風に2ヶ月弱もの間天日干しされます。ずっと晴天の日は無いので天候をみながら一枚一枚手作業でひっくり返したり、雨や雪に当たらないようしまい込んだりまた広げたり・・・
そうして出来上がった旨味が凝縮された天日乾燥品を仕入れ、一晩お湯に漬けて、柔らかくなった部分から繊維以外の部分をそぎ落とす。この作業を一週間ほど繰り返してふかひれの繊維一本一本をふっくらと仕上げています。
これが1,440時間(60日×24時間)の内容です
そのふかひれをマオタンというスープで煮込んでふかひれの中の水分とスープの旨味を交換します。その後更に濃厚パイタンのエキス分を繊維の間に浸み込ませていきます。
一週間かけて柔らかく戻し、そこから2段階に分けてスープのエキス分を染み込ませてからようやくお召し上がり頂けるフカヒレ姿煮が出来上がります。
このやり方は時間もかかりますし出来上がる数も多くするのが難しいやり方です。今の時代には合っていないのかも知れません。
しかしこのようにしてお作りした姿煮は口に入れるとすぐにほどけ、旨味と繊維が絡まり合いながらお口の中に広がります。
飲み込んだ後にはゼラチン質の吸いつくような感じと旨味がお口の中に暫く残り、幸せを感じて頂けると思います。
ただ全ての方が気仙沼まで来訪できるわけではございません。そこでご来店なさらなくともふかひれ姿煮をお楽しみ頂けるよう今回通信販売を始めさせて頂くことと致しました。
皆様にふかひれ姿煮をお楽しみ頂いて四半世紀が経ちました。私が厨房に立てる時間もどれくらい残されているか分かりません。
気仙沼が誇るふかひれ。そして気仙沼で生まれ育った私たちが愛情込めてお作りしたふかひれ姿煮をこの機会にお召し上がり頂ければ幸いです。
<注意点>
同梱してある調理の仕方をよくお読み頂きその内容に沿って調理を進めてください。
必ず冷凍状態のまま湯煎で解凍してから調理してください。
自然解凍では品質が劣ります。
火や熱湯を扱います火傷には十分ご注意ください。
●海華とは?
生まれ育った「ふるさと気仙沼」の子供たちに美味しい中華料理を食べて欲しい一心で1994年創業しました。
食事を楽しむという事はとても大切です。
親しい間柄でもビジネスの場面でも食事を共にするというのはいつの時代でも特別な事です。
その特別な時間を作るお手伝いをするのに最適なのが飲食店だという考えで始めました。
やはり感染症の拡大で気仙沼を観光客も減り、美味しいフカヒレを召し上がって頂く機会が激減しました。
日本一のフカヒレをご自宅でお店と同じように再現できたら・・・それはまた素敵な選択肢だと思いました。
■地場産品基準
気仙沼市内において返礼品等の製造、加工その他の工程の全ての部分を行うことにより相応の付加価値が生じているものであるため。(告示第5条第3号に該当)