『金武町史』第1巻 移民編(本編・資料編・証言編)
『金武町史』第2巻 戦争編(本編・資料編・証言編)
『金武町誌』
『金武町の井泉』
『金武町史』第1巻 移民編(本編・資料編・証言編)海外雄飛の里金武。その移民の全貌の記録。
本編第10章「移民と女性」では女性の視点からとらえた移民が、第12章「移民史の人々」では移民の父當山久三の生涯が詳細につづられる。海外調査の成果に基づく証言編には多くの体験談が収録されている。
平成8年第17回沖縄タイムス出版文化賞特別賞受賞
『金武町史』第2巻 戦争編(本編・資料編・証言編)金武の人々が体験した沖縄戦の記録。地元金武での戦争体験はもとより、召集され軍人となった人々の体験、フィリピンや南洋に移民していた人の移住地での体験、さらには屋嘉捕虜収容所における体験が収録されている。
『金武町誌』近世から金武町制までのあゆみを克明にまとめた歴史書。第2章「杣山と軍用地」、第3章「上古の集落と信仰」、第4章「王府時代の諸制度とペルリの来沖」、第8章「移民」、第10章「通信・交通」、第12章「風俗・習慣」、第14章「歌謡」、第17章「各区の沿革」など、多くの領域にまたがる記述の資料的価値が注目される。
『金武町の井泉』町内のカー(泉)・スンジャ(井戸)を人々の生活とのかかわりを中心にとらえ文化的側面で調査した報告書。町内の47ヶ所の井泉を丁寧に調査し、その成果を個票として整理し、位置図を掲載した。個票には「所在地」「地質」「周辺の状況」「信仰との関わり」「等の項目が整理され、その他集落ごとの井泉に関わる祭祀、民話、伝承などが報告される。地理学や民俗学に新たな視点を提供した貴重な一冊。