振れば願ったものが出てくるといわれる打ち出の小槌を背負った赤べこです。
打ち出の小槌は七福神の大黒天が持っているもので、願いを込めながら小槌を振るとその願いが叶うといわれています。
また、鞍(くら)に付いている「鈴」は、その音で邪気を追い払い、同時に味方や神、縁起の良いものを引き寄せる力があるといわれています。
福べこは、富をもたらす象徴である打ち出の小槌を背負った、大変おめでたい赤べこです。
※1つずつ手作りしているため、ご注文から商品到着まで1ヶ月以上お待ちいただくこともございますのでご了承ください。
≪ゆらゆらと揺れる首、愛らしい表情の赤べこ≫
どこか懐かしくて愛嬌のある顔が可愛らしい会津の伝統郷土玩具「赤べこ」。
赤い牛をベースに、黒と白を印象的に配した張り子人形で、首の部分を触るとゆらゆらと動きます。
≪幸せを運ぶ牛、子どもの守り神≫
会津地方では牛のことを「べこ」と呼びます。
四百年程前、会津地方に大地震が起こり、会津柳津円蔵寺虚空蔵堂が倒壊しました。
その後、険しい崖の上に再建されることになり、木材運搬に使役された牛が険しい道のりのため数多く倒れましたが、最後まで働き通した牛が赤い色をしていたと伝えられております。
その牛のことを赤べこと呼び、敬い親しまれるようになりました。
その言い伝えにあやかるよう、「忍耐強く壮健であれ」という願いを込めて張り子の赤べこが作られるようになりました。
赤は疫神が嫌う色とされ、また胴体に描かれた丸い模様は、疫病を受けて治った傷跡を表しています。
家内安全・無病息災・疫病退散として古来より愛される玩具です。
また、赤べこを持っている子どもは災難から逃れられると言い伝えがあることから、「子どもの守り神」としても知られています。末永くご愛玩ください。