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食と遊びとくつろぎを

北海道の南西、穏やかな噴火湾に面した洞爺湖町では、数十年おきに噴火を繰り返してきた有珠山の麓で、はるか昔から人々の暮らしが営まれてきました。湖(洞爺湖)、山(有珠山)、海(噴火湾)に囲まれた自然豊かなまち。交通の便もよく、観光景観に恵まれていることから、北海道有数の観光地となっています。

そして、火山が作り出した雄大な景観と、その特徴を巧みに生かして収穫された農産物や海産物は、世界でもここにしかない「大地の恵み」です。食だけではない、温泉や文化でもジオパークを体感できる、日本初の「ユネスコ世界ジオパーク」認定地・洞爺湖町から、「大地の恵み」をお届けします。

洞爺湖町の特産品「魚介類」

洞爺湖町では、洞爺湖町が面している噴火湾(内浦湾)から水揚げされるホタテや鮭、いくらなどのほか、洞爺湖で水揚げされるわかさぎやひめますといった魚介類が特産品となっています。

中でも、厳冬期に水揚げされる「活ほたて」は、寒流と暖流が入れ替わる栄養豊富な海域で育てられ、甘みがあるのが特徴です。また、ほたての稚貝(ちがい)をロープでつるして育てる「耳吊り」という方法で養殖されており、砂と接する機会がなく砂出し不要でお刺身やバター焼きなど様々な食べ方をお楽しみいただけます。

洞爺湖町の特産品「秋から冬に収穫される野菜・お米」

洞爺湖西側の高台は、水はけがよく日当たりもよい土地で、たくさんの火山灰などが積もっていて大きな石が少ないことから、じゃがいも、長芋などの根菜類の栽培が盛んです。

また、洞爺湖北岸の財田(たからだ)地区では、洞爺湖にそそぐソウベツ川の扇状地を利用して明治時代から稲作が盛んで、当町のブランド米「財田米(たからだまい)」の栽培がおこなわれています。

じゃがいもは一般的に秋の新じゃがの時期が旬と言われますが、洞爺湖町では、収穫したじゃがいもを雪を積み上げた倉庫(雪蔵)で貯蔵し、甘みを増した「雪蔵じゃがいも」が出荷される春先にもう一つの旬を迎えます。

長芋も、秋に掘り出す「秋掘り」と、ひと冬土の中で越冬させた「春掘り」があり、秋掘りはみずみずしくシャキシャキとした食感を、春掘りは甘みがあり粘り気の強い長芋を楽しんでいただけます。

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