高度経済成長期以前、豊かな森林資源に恵まれた山梨県は、首都圏への木炭の出荷地域として、炭作りがとても盛んな地域でした。
金山地区活性化協議会が活動している上野原市秋山地区金山も例外では無く、良質なクヌギやナラが多数分布することから、木炭の製造や椎茸栽培など木を使った生業が産業の中心でした。
当団体が復活させた「金山炭」は、家業として炭作りを行っていた当地域の匠の技術を伝承し、金山の良質なクヌギやナラの原木を使用し、土窯で作りあげた本物志向の方にオススメしたい一品です。
優れた材質にこだわった古来伝統の手作り製法に依る「金山炭」は、比較的着火しやすく火持ちが良いため、炭本来の香りで、BBQなど程よい火力で食材を美味しく料理することが出来ます。特に七輪や火鉢、囲炉裏等では、炭が持つ遠赤外線効果が発揮されるのでお薦めです。
又、調湿、脱臭作用もあるため、お部屋のインテリアやキッチン、洗面台、下駄箱、押し入れ、トイレなど、置き炭としても活用できます。
【地場産品に該当する理由】
区域内において原木を伐採し、区域内の土窯で数日間炭焼き。その後、梱包・発送しており、全ての工程を区域内で行っている。(告示第5条第1号に該当)
【金山(かなやま)地区活性化協議会】
山梨百名山の高柄山の麓に位置し、昭和初期まで金採掘を稼業していた金坑跡が分布する金山遺跡で有名な「金山(かなやま)」。少子高齢化に因る過疎化が進み、限界集落となることが懸念されています。 そこで、地域興しに向け、有志が立ち上がり、ボランティア活動を基軸とした「金山地区活性化協議会」を立ち上げました。 活動の一環として、古来より当地域で生業として栄えた、「金山炭(かなやますみ)」に着目し、山梨県産材にこだわり、匠の技の伝承による手作り炭を復活させました。 原木伐採から土窯入れ、製造まで、全て手作りの「金山炭」を、多くの皆様にご利用頂き、金山地域を知って頂ければ幸いです。