熟したベリー系のアロマが広がり、豊かな果実味と心地よいボディが特徴です。
きめ細やかでなめらかなタンニンが程よい厚みをもたらし、繊細な酸がバランスよく調和します。
豊かな香りと心地よい余韻をお楽しみください。
<city farmの思い>
自然と寄り添い、人の営みを支えていくために、耕作放棄地をいかに再生するか。
city farmには、長年ヴィンヤードづくりで培った技術とノウハウがあります。
未来を見据え、自然と人との営みを続けていくためにその土地の風土や気候にあった品種や栽培方法を選ぶことが大切です。
これまでに蓄積してきた経験や知識をもとに、長期的視点をもって100年後にもこの場所にブドウ畑があり続けることを目指します。
<栽培・醸造方法>
山梨県韮崎市穂坂地区で育てられた自園産メルローを100%使用しました。
穂坂地区は日照時間が長く、高糖度のブドウが収穫できる銘醸地です。
糖度は、発酵過程でほぼ半分の数値のアルコール度数に変わります。
そのため、高い糖度のブドウを収穫できることは、ブドウ本来の美味しさを引き立て、豊かな風味のワインを作ることにつながります。
2020年のヴィンテージは、7月は梅雨前線の影響で長雨が続き、日照時間の短い月となりました。
8月は気温が高く、日照時間も例年に比べて長い日が続きました。
9月は台風の影響で降水量が多く、日照時間が少なかったものの、気温の高い日が続きました。
高温多湿の状況下での栽培のポイントは、新梢の一番高い位置に設置したレインプロテクションです。
これによりブドウや葉が雨に濡れず、健全な成長を支えてくれます。
また、3月には苦土石灰と馬糞堆肥を施して土壌改良を行い、梅雨入り前にはレインプロテクションの設置を完了しました。
7月には摘房を行って房数を調整し、無駄な養分の浪費を抑えて、ブドウ全体に栄養を行きわたるようにし、変化する気象条件に合わせてブドウの成長をチェックしながら管理を行いました。
醸造はマルス山梨ワイナリーにて委託醸造を行いました。
<おすすめの温度帯>
ワインを楽しむための最適な温度は、16~20度です。
低めの温度で提供し、お料理のペースに合わせてゆっくりと温度が上がり、ワインが開いていく変化も合わせてお楽しみください。
※こちらは、総務省告示第179号第5条第8号イに基づく山梨県韮崎市との共通返礼品です。