菜香やでは日々、様々なぬか漬けを作り研究を重ねてきました。
その結果、ぬか漬けの味を決めるのはぬか床の本質である、米ぬかだと気づいたのです。
それから何種類もの米ぬかで糠床を作って巡り会えた、一番ぬか漬けに適した品種、それが「ミルキークイーン米」です。
1985年、食味が良く粘りの強い米の開発を目的として農業研究センターの稲育種法研究室で研究がはじまり、コシヒカリの突然変異として誕生したのがミルキークイーンです。
一般に流通している米ぬかは、「いつ精米したか」「栽培方法はなにか」「米の品種はなにか」などが全くわかりません。
お米にこだわるのと同じように、ぬか床の米ぬかも適した品種に限定することで、他にはない甘みのある美味しいぬか床が出来上がりました。
【ミルキークイーン米の特徴】
ミルキークイーンの米ぬかは、粘りが強く、モチモチとした触感で、冷めても硬くなり難いのが一番の特徴です。
アミロース含有量が低いほど米質は柔らかく粘りが多くなり、冷めても硬くなりにくいお米になります。
例えば、もち米は、アミロースを含んでいないためにモチモチしていますし、パサパサのお米(うるち米)は高アミロースのお米となります。 ミルキークイーンの様な低アミロース米は、うるち米の中でも、より「もち米」に近い品種と言えます。
【ぬか床メンテナンスのワンポイントアドバイス】
▼ぬか床に足しぬかを足す時は?
100gに対して7gの塩を一緒に足して下さい。足しぬかをすると塩分が少なくなりますので一緒に塩を足してあげるとぬか床の塩分が保持できます。
また、ぬか床がしょっぱい時には足しぬかだけ入れて下さい。
▼ぬか床が水っぽい時は?
ぬか床の水分が多い時は、キッチンペーパー等で水分を吸収させてから足しぬかを足して下さい。
入れる目安は、1kgのぬか床に対して1,2週間で100グラム程度ずつ足していくと乳酸菌を活かしたぬか床が維持できます。
▼ぬか床に酸味がある時は?
ぬか床に酸味がある時は、足しぬかをする時に1キロのぬか床に対してからし粉を大さじ一杯入れて下さい。
2、3日、毎日かき混ぜていくと、だんだん酸味が少なくなってきます。
【保存方法】
冷蔵10度以下で保存
【アレルギー】
特定原材料7品目および特定原材料に準ずる21品目は使用していません
【申込期日】
通年