■生産者の声
<笹一酒造の“OLIFANT(オリファン)”について>
OLIFANTは、日本酒造りで育まれた醸造技術と、山梨の歴史あるワイン造りの伝統技術が融合されています。
ブランド名は東京帝国大学(現東京大学)教授でフランス文学者の辰野隆さんが名付け親で、酒神バッカスが持つ「角笛」が由来です。またエンブレムのデザインは山梨県出身で国際的に有名な木版画家の萩原英雄さんの作品です。醸造元の笹一酒造では酒造りは神事であるという考えを大切にしており、1953年より続くワインブランド“OLIFANT”の名にもその想いが込められています。
山梨には実に100年以上のワイン醸造の歴史があります。その山梨で栽培された果実の持つ特徴、ポテンシャルを成しうる限り活かし、全てのワインに山梨のテロワール(土地や人など、その地に関わる全てのもの)を最大限に深く表現されていることが、OLIFANTワインの醸造理念です。
▼圃場、果実について
笹一酒造ではブドウの栽培からワインの醸造まで一貫して自社で行っております。“OLIFANT”の圃場は標高が比較的高い甲府盆地の南に位置し、南アルプスと八ヶ岳から来る偏西風により風通しが良く空気が滞留しない明るい場所にあります。そのため日照量が多く、病気が少ない健全なブドウを栽培できます。畑には蓮華の花が咲き、花がやがて腐葉土に変わる良い土を作り出す土壌でOLIFANTのブドウは育てられています。
醸造家が丁寧に育てたブドウは房成が綺麗で果実の透明感が際立ちます。
白ワインの原料ブドウ(甲州)は酸を大切にしており、ミネラル成分を安定化させることがワインの品質を上げるため、土壌管理は徹底して行います。赤ワインの原料ブドウ(マスカット・ベーリーA)は徐葉を丁寧に行い、陽を当てることにより、アントシアニンがしっかり出るようにします。丁寧で綺麗な畑作りが優しく綺麗なブドウを育み、それがそのまま“OLIFANT”の個性に反映されます。山梨で育つブドウの特性を見極めながら各品種の栽培に力を入れています。
▼製法とこだわり
OLIFANTの母体は歴史ある日本酒蔵である笹一酒造です。1953年から続くOLIFANTのワイン造りには日本酒の醸造技術が活かされており、酒蔵でありワイナリーでもあることは“OLIFANT”だけの特徴であり私たちの誇りです。
また、それは徹底した衛生管理にも応用されています。「綺麗なところでしか綺麗なワインは造られない。」これは味などの品質を上げるだけでなく、皆様に上質なワインを楽しんでいただく上で、私たちにとって最も基本的かつ重要なことなのです。
そんな私たちの想いがつまった、OLIFANTワイン赤白4本セットを蔵から皆様の元へお届けいたします。
山梨の美しい自然を感じながら、お楽しみいただけたら嬉しいです。