正部家ミヤさんは、昔ばなしの語り手である鈴木サツさんの妹である。もっと正確に言えば、七人姉妹の中でサツさんが一番上の姉さん、ミヤさんは四番目で、サツさんとは十二歳違いの妹である。話し好きの父、力松さんから昔ばなしを聞いて育った姉妹は、遠野を代表する語り手となっている。
■第四集・遠野むかしばなし 正部家ミヤ 昔ばなし集
1.担ぎ棒 2.親捨て山 3.炭焼き藤太 4.隠れ里 5.夢見息子 6.油取り 7.庭作りと大石 8.馬鹿は馬鹿 9.本妻と妾 10.ある泥棒 11.三人の大力男 12.用たし 13.三角な炬燵 14.雷と男 15.竜神の神楽 16.古屋の漏り 17.偽八卦おき 18.宝ふくべ 19.カミソリ 20.小正月の話 21.蚤の串刺し 22.あわて者 23.お箆大明神 24.グズ 25.生き馬の目 26.雉ッコ嬢 27.飴コ餅と蛙 28.淵の女 29.牛連れた雪女 30.婿になりかねた蛇 31.メッコ爺様 32.踊鹿の狐 33.河童の相撲 34.蛇息子 35.ホトトギスと百舌 36.オット鳥 37.馬追い鳥 38.寺ソソギ 39.マダギと女 40.猫とカボチャ 41.猫の鳴き声 42.猫とキュウリもみ 43.虎猫 44.羽沢のお菊 45.駒形神社の由来 46.姥石 47.続石の泣石 48.羽黒山 49.白い狐 50.長須太まんこ 51.山の神 52.山の神の祟り 53.山人 54.山で出会った女 55.娘と栃の木 56.めくら神の話 57.乞食の娘と懇ろになった男 58.山小屋サ来た女 59.河童の子 60.天狗森 61.松川姫 62.身代わり女 63.木まら 64.色気より食い気 65.雷さんのお嫁さん
本返礼品は、遠野市内の内田書店がお届けします。
【創業1895年。遠野の地域に根ざす街の本屋。】
歴史的な趣が今も色濃く残る、岩手県遠野市の中心街を拠点とする当店は、『遠野物語』の著者日本民俗学の父・柳田國男も遠野滞在の際に幾度か原稿用紙等を買いに来店されていたと聞いています。 明治後期の創業より残る『内田商店』と書かれた漆喰の看板はそのままに、2021年に本店の内装をリニューアルいたしました。遠野唯一の書店として、これからも地域の皆さまに親しまれる存在でありたいと思います。 内田書店 店主